今回の手術はチョコレート嚢胞というものを取るための手術。
入院前に検査がやたら多かったのと、入院1日目に下剤を飲んだ訳は、腸との癒着が激しい可能性が高かったためでした。
入院10日前くらいに、手術の同意書を書くため両親と一緒に先生の説明を受けに行きました。
その時、腹腔鏡手術の予定だけど腸との癒着が激し過ぎたら開腹手術になるかもしれないことや腸を切った場合は一時的に人工肛門になるかもしれないこと。←人工肛門の話は今回一番びっくりした!
癒着を剥がす時に出血が激しい場合も開腹手術になるかもしれないことなど、考えられる最悪な場合の説明を受け続けていくと、みるみるうちに両親の顔が曇っていって診察室の雰囲気がどよーんとしていきました。
ハハは落ち込みすぎて、ゾンビのような表情になっていました(笑)
あまりにもどんよりした雰囲気なので私が
「最悪な場合の話をしてるだけじゃない。お腹を開けてみないと分かんないんだし、落ち込んでも落ち込まなくても結果は変わらないんだから楽しいこと考えようよー、あははー。」
と言ったらハハはどんよりした表情で
「ママお寿司食べられないかもしれない…」と呟いて落ち込んでました。←病院の後お寿司屋さんに家族で行く予定をしていたので。しかし、いざお寿司屋さんに行くとハハは「美味しいねー!」とご機嫌になり無事パクパクお寿司を食べていました。良かった良かった。
こんな事があったので、私まで怖がったり落ち込んだりしたら入院中の病院がとんでもない雰囲気になりそうだったので、今回の手術と入院はなんでも楽しむ事にしました。
なので、手術室向かう時もこの表情。
手術前って普通に元気で歩けるんだけど、お部屋からこのコロコロで寝かされて行くのが不思議で
看護師さんに
「どうして元気なのに自分で歩いて行かないんですか?」
って聞いたら、手術に緊張しすぎて歩けなくなったり気分が悪くなる人がいるらしい。
そうか…繊細だなぁ、
と思いながら私は手術室に向かいました。
手術室はドラマにでてくるまんまって感じで、鉄の自動扉があってクラシックが流れていました。
あまりにもドラマっぽくて一人でニヤニヤしてしまいました(^^;;←相当のんき
そして、未知の体験!全身麻酔。
噂では薬が入ると10秒もしないうちにパタっと寝てしまうときいていたので、ちょっとドキドキ。
「はい、今からお薬入れますよ~。すぐ眠くなりますからね~。」
というような事を言われてすぐに、天井がゆわゆわ揺れ始めたので
「あ~、ほんとだ~。あはは、天井揺れてま…」
くらいで記憶なし。
全身麻酔すごかったな。